📝 OSC25doを終えて コミュニケーション編

ブースにて 🎪

脳内の整理も兼ねて、対面コミュニケーションに重点を置きつつ勢いで書きました。

• いまのところ発表する予定はないですが、スライドとしては字数過多になってしまいました
• tl;dr 異常者が正常者エミュレーションをがんばった記録です
  • こんな異常者でもいろいろ考えて喋ってるんだ…ということを知ってもらいたい
• 以下、あたかも高等テクのように書いていますが、正常者であれば無意識にしていることがほとんど

以下がブースの店番をやったうえで、よくできたこと & まあまあできたこと & 今後の展望と課題

✨よくできたこと

🗣️あたりまえのことをちゃんとやる

ブースの前を通った人、目が合った人***ほぼ全員に***挨拶(声がけ)をした と思う

• 「こんにちは!」の一言だけだが これが重要
• ただし、「過剰な呼び込み」にならないように
  • あくまでも打ち解けるための手段であり、まずは一言の挨拶を

打ち解ける第一歩 = 挨拶 ≒ 布教への第一歩

• 打ち解けることはコミュニケーションの第一歩
• 「人は第一印象で決まる」
  • ≒ コミュニティの印象は(店番の)第一印象で決まる
  • ある意味責任重大

🤝近づいてきた人には

言葉の選択: 相手に合った単語を使う

• 🪪名札が見えれば所属が書いてある
  • 分野ベースで相手の知識レベルを推測する
  • 例: 近い分野のコミュニティに所属してれば、前提知識はありそう
  • 例: 聞いたことある企業だけど、ぜんぜん違う分野だから追加の説明が要りそう

👁️(偏見に基づいて)年齢・性別・容姿・表情から推察する

例: ノベルティや公式グッズぽいシャツを着てるおじさん、40〜50代かな？常連かも

• → ぜんぜん僕より知識ありそう、なんなら説明しなくても大体知ってそう🤔

例: 技術オタクっぽい学生 持ってるラップトップはなんだかステッカーいっぱい

• → 前提知識はありそう、下手したら僕より知識ありそう🤔

例: 陽キャっぽい若いお兄さん スーツ着てるし業務で来てそう, 新卒1〜3年かな？

• → 研修や業務で得た前提知識はありそう、必要に応じて追加の説明をするかも🤔

※あくまでもコミュニケーションを円滑に取るための偏見です
特定の人種・性別・属性に対する批判・非難の意図はありません みんなちがってみんないい

偏見に基づく推察は、外れることもある → うまく話題のステアリングをする

💬一言目をだいじに発言する

こんな感じの切り出しかたをしていました:

「openSUSE という…

• Linux ディストリビューション: 詳しそうな人
• Linux: ちょっと詳しそうな人
• OS: あまり詳しそうじゃない人

を紹介しています!」

書いてあるんだしそんなの見ればわかるじゃん といえばそれはそう

• 「あなた(を含めたみんな)に紹介している && 紹介したい」という意思表示的な意味を内包
  • 「僕/私が聞いてもわかりそう…!」と思えたほうが聞くモチベにつながる

💪まあまあできたこと

📚布教・紹介したい対象を理解したうえで紹介する

• 発言に責任を持つ(正確性の意味で)
• 加えて 自分の理解度をメタ認知しておく
  • なるべく誤情報を伝えないように注意が必要
    • 自信のない発言をするときは前置きをする
    • わからないことは素直にわからないと言う
      • (今回はあまり難しい質問はなかったが)

🧭(上に関連して) 話題の主軸を持つ

過剰な話題の脱線を避ける目的

• あくまで自分の得意分野に話を留めておきたい(正確性の担保ができる範疇)

主軸を持って紹介するといろいろ楽

• 主軸となる話題は相手にとって分かりやすいものが望ましい
• 実例: openSUSEって他のDistroと何が違うの？
  • パッケージマネージャ, YaST, SUSE Linux Enterprise との関係
    • 言葉/話題の引き出し を用意しておく → 切り出しがスムーズになる

今回は試行錯誤しながら主軸を変えたり、あるいは無しで説明したりいろいろ試したつもり

• 有りだとスムーズな一方でどの人にも同じような内容になりがち
• 無しだと話題が広がるが「えーっと…」によって話が一時停止しがち

❤️親切心を持って説明する

相手の知識量を確認しつつ、補足となる情報を加えて説明する

実例: そもそもパッケージマネージャって何？

• 「Linuxのパッケージマネージャの概念」の概要を 例を交えて説明 & 理解していただいたつもり:
  • 「例えばWebを見たいときはWebブラウザをシステムに入れますよね？」
  • 「(一般的な)Linuxにおいてはパッケージマネージャを使って、目的に応じてWebブラウザだったりさまざまなソフトウェアを入れるんです」
• 相手が理解したかどうか: 相手の相槌や表情・身振り手振りで察す
  • していなさそうであれば、言い回しを変えたり、例を交える
• その上で zypper の紹介をして, 他のディストリとの違いのひとつが十分に紹介できた

親切心は非常に重視すべき点: 来る者拒まず

• その反面: 一人の対応において、時間という有限リソースを全て使えるわけではない
• さじ加減が大事だが、決してないがしろにしてはいけない
  • コミュニティ活動(特にOSS)においては、
    • 興味を持って
    • あわよくばそのまま他の活動に参加
  • できる人をなるべく増やしたいし、減らしたくない

今後の展望と課題

🗣️あたりまえのことをちゃんとやる

コミュニティ内外問わず今後も継続していきたい

👁️(偏見に基づいて)年齢・性別・容姿・表情から推察する

精度を高めたい。

→ いろいろな年齢・性別・容姿の人と交流をして世間に対する理解とイメージの具体性を高める

+外れたときの話題のステアリングをうまくできるようにする。

💬一言目をだいじに発言する

これは特に良くできた点なので継続したい

📚布教・紹介したい対象を理解したうえで紹介する

自分の発言に対して自信を持てるように、知識をつけていきたい

• ただし、自分を疑うことを忘れない(自信過剰ヤローにはならないように気をつける)

🧭(上に関連して) 話題の主軸を持つ

主軸あり & 主軸なし に関する試行錯誤を継続する

主軸となる話題のレパートリーを増やす → 深く触っていない概念/技術に触れていく

❤️親切心を持って説明する

さじ加減を考えつつも、親切心を失わないで行動していきたい

→ 特に年下をコミュニティに引きこめるように「優しい異常者」になる